dtm.labs - 既存曲の研究

私は何に感動しているんだろう?
好きな曲の理解を深め、よりその曲を楽しみましょう。

#6: 逆連結
Date: 2001/08/18 23:49:12 Sat Author: tos (tnet0004)

何事も、自分が遭遇してみないと理解できないものです。 ^^;


ある曲の和音進行を分析してみました。

VI V7 | I VII I | I VII III7 | VI7 V7 | IV7 VI V7 | ...

作曲法の基本的な規則で理解できないのは、VI - V と言う2度下行する
部分です。 一般的には、2度上行、4度上行、3度下行しか許されて
いません。

この部分を、一ノ瀬さんに質問したところ、逆連結ではないかと言う
お話です。

// 確か、前にも 逆連結の話題が T-Netでもあったような。 ^^;

逆連結とは(作曲法2000より)、

|逆連結: 4度下行・2度下行・3度上行

であり、

|○どの和音でも「主和音」とみなせば、【原理1】を適用できる。
|【原理1】主和音からは、いかなる和音へも連結可能。
 
と言うことです。つまり、逆連結は転調と考える事ができるわけです。


作曲法でも逆連結が存在する以上、実際にはどんな和音進行も許される
可能性があると言うことです。喜ぶべきか、悲しむべきか。(笑)


// ところで、先の和音進行の曲はなんて言う曲名か分かるでしょうか?
// ヒント: 短調です。


tos.

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