音楽理論・作曲技術 の 154 番の書き込みへコメントを付けます.
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(guest)
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書き込み:(1行は折り返さないように30文字程度で改行してください。)
> 一般的に転調と言うものは、高揚や音域の上下移動を狙った物でしかありません。すでに今までの議論で出てきた内容はこれに当たります。はっきり言うと、これに理論は必要ありません。 > これに対して音楽理論で扱われる概念、もしくはその筋の人が喜ぶ物に「内部転調」という物があます。話しがややこしくなるのは両者の混同に原因がありましょう。 > さて、別の言い方をすると、内部転調とは関係代名詞です。 > 「黒い 豚の 子供」では単語の羅列でしかありません。しかし、「黒い豚の 子供」と「黒い 豚の子供」という文章では意味が違うように、我々は単語の関係を認知しているのです。文節で区切れば文章が理解できるわけではないように、それぞれのフレーズが持つ意味の関係を把握することが不可欠です。強調されるべき重要な単語を間違えれば意味が通じなくなることも多々ありますよね。 > 時には、単語に関係するフレーズが「それだけでも単独で意味を持つ文章」になる事があります。「黒い豚の(わかっていると思うが例の黒い母豚だ)子供」という文章であれば、我々は文章の整合性を考える事が出来ます。「黒い母豚が子供を産んだ」は正しく、「例の黒い母豚である子供」という文章は意味がおかしいことに気づくでしょう。 > このように、単独で意味のあるフレーズが、それを内包するフレーズの一部分を修飾することで我々の把握を助けることが出来ます。関係代名詞だと言ったのは個のような意味です。 > 感づいているかもしれませんが、内部転調に於ける内包する(より大きな方だ)フレーズは主調と呼ばれます。一方、インテリアに収まる独立したフレーズとは「内部調」と呼ばれるものです。主調に於ける何等かの部品が内部調により修飾、補助、説明されるわけです。 > 説明としてはこれだけで終わりですが、こう言っても実際にどうやって音楽の形にすれば良いのか解りづらいと思います。単語の意味をしっているのではなく、前後のフレーズを説明できる文章力が求められるわけです。特に転調を多用する音楽を書くには、またその必要性を知るには、音楽のフレーズ構造に熟達している必要があります。
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